「私にもおばあちゃんにも当てはまっておもしろいよ」と母に勧められた益田ミリさんのイラストエッセイ本を読みました。
本文にもあるのですが、
私の母は旅行に行くときの荷物がとにかく多い。
私が小さい頃は全部母が用意してくれていたため、疑問に思うことはなかったのですが、自分で用意をするようになってから、母の荷物は多すぎると感じました。
一泊の旅行に対して「一週間くらい行くの?」と聞きたくなるような荷物。
心配性な性格もあり、多い分には困らないという信念のもと「なにかのときのため」とたくさんの物がかばんに投入されます。
プチ引っ越しか!と突っ込みたくなるような…。
私の母に当てはまるエピソードがたくさんありました。
母いわく、祖母にも当てはまるところがあったそうです。
時代は違っても共通するところがあるというのは興味深く、面白いです。
しかし、自分が母になれたとして、私の母のようになれるとは思えません。
個人的な要因もありますが、時代が変わっていると本当に感じます。
SNSでは綺麗な生活が投稿され、物は少なく、家具は系統を揃えた方が良い。
子どもの遊びの内容も、食事の形式も、大きな変化の中にあると思います。
前回の投稿でも似たようなことを書きましたが、時代は常に変化していてその時代に合った生き方があるのだと思います。
繰り返すものもあるし、なくなるものもある。
「母」としての生き方ももちろん変化し続けているのでしょう。
自分が母になったとき、時には母を思い出して真似てみたり、子どもに教えてあげたり、そんな心の余白を残しておきたいなと思います。
「親孝行したいときには親はなし」だけは避けたいなあと思う日々です。