デジタルの時代に、アナログを。
最近では、こんなコンセプトで活動している方々もいらっしゃるので、珍しい発見ではありませんが、やはりアナログって素敵。
(がっつりデジタルの恩恵を授かっていることは承知ですが。)
友人から誕生日祝いに手巻き式腕時計をいただきました。
見た目に惚れました。
時計の中身って、すごく緻密で繊細だろうなというのは想像していましたが、実際に見てみると本当にその通り。この小さなハコの中にいったい幾つの部品が組み込まれているのか。それらが正しく重なり合って針が前に進む。素敵だなあ。
私の大好きな俳優の松重豊さんも、「アナログの、中で何が起こっているのかわかるのが楽しい」と仰っていました。
デジタル化が進む現在。便利なことが増えました。そんな時代にあえてアナログの良さを見出す人も多いそうですね。
私はどちらかというと、時代の変化に追いついていけないところがあるので、「昔のほうが良かった」と言いたくなるタイプです。
パスモではなく切符、薪で沸かす風呂(父の実家が少し前までこのシステムでした)、スマホではなく公衆電話、デジタルカメラではなくフィルムカメラ、メールではなくハガキ。
私が知っているのは親世代に比べたらほんの少しでしょうが、それでも記憶にあるアナログの温かみが好きです。
時代は進みます。それが常に前向きなのかは誰にもわかりません。
今の時代を見ていると、後ろ向きが前向きになることもありますね。
時代の変化に逆らわず、受け入れながらも、その時代が「あった」ということを覚えておくことで、その時代を生きた人々に対して精一杯の敬意を表したいです。